■ 1. 見積提示の報告
地下駐車場に設置されている泡消火設備には PFAS(有機フッ素化合物)が含まれており、2025年6月の水質基準改正により PFOS・PFOA の基準値は 50ng/L に設定された。これらは水道水および公共用水域の管理対象となり、適正処理が求められている。

この状況を踏まえ、関西ホーチキより PFAS含有泡消火設備の更新に関する見積書(2案)が提示された。
■ 2. 見積り内容の要点
・提示された見積りは、PFOSを含む既存泡消火薬剤の撤去と更新を前提としている。
・既存薬剤は PFOS 含有であり、廃棄処分が必須
・廃棄処分業者は限られており、処理体制に制約がある

更新案は以下の2種類である。
・PFASフリー薬剤+タンク更新案
・水成膜泡薬剤(PFAS含有の可能性)+タンク未更新案

■ 3. 見積りに対する見解
 ● 地域特性(地下水保全)
  当地は灘酒造の地であり、地下水への配慮は当然必要である。
  ただし、地下水保全は再開発団地全体で扱うべき地域課題であり、単独管理組合のみで判断すべきではない。
 ● 万一のリスクの客観的検証
  見積りでは「万一の際に対処できない可能性」が示されているが、
  その万一の可能性はタンク腐食状況・薬剤露呈リスクの実地検証により客観的に評価する必要がある。
  現状、タンクの劣化状況は示されておらず、判断材料が不足している。
 ● 社会的課題としての位置づけ
  PFASは社会問題化しており、将来的には国・自治体の補助制度や処分場拡大の可能性もある。
  現時点で高額な更新を即決する必要があるとは言えない。
 ● 見積りの査定困難性
  見積りには「一式」項目が多く、業者の実績も十分ではないため、内訳精査や追加資料の提出が不可欠である。
 ● 緊急性の有無
  現状、漏洩や腐食などの緊急事象は確認されていない。
  そのため、現時点では課題として保持し、追加情報を得ながら段階的に判断することが適切である。

■ 4. 報告
以上のとおり、現状で判断材料が不足しているため、地域状況・行政指導・他管理組合の動向を踏まえつつ、今後の課題として扱うものとします。 
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以上